【ウマ娘】 “逃げの芸術”を体現した二冠馬「セイウンスカイ」―静かなる逃亡者の聖地巡礼スポットを徹底解説!

ウマ娘
出版社
Cygames
連載
サイコミ等
著者
Cygames
連載期間
2021年 2月24日 ~ 

日本競馬史に名を刻んだ名馬たちをモデルとした「ウマ娘」がレースで競い合う世界を描いた、Cygamesによるクロスメディアプロジェクト「ウマ娘 プリティーダービー」。

ウマ娘の一人「セイウンスカイ」も、実在した競走馬・セイウンスカイをモチーフとしています。史実のセイウンスカイは1998年クラシック世代において皐月賞・菊花賞を制し二冠を達成した名馬で、「気分屋の逃げ馬」「マイペースな逃走劇」「逃げ切りのスペシャリスト」といった評価で知られる存在です。スペシャルウィーク、キングヘイローらと同世代としてクラシック戦線を戦い、特に皐月賞・菊花賞では自らのペースに持ち込む“逃げ切り戦法”でGIを制したことで強い印象を残しました。一方で、展開や気性に左右される面もあり、その掴みどころのないレーススタイルも含めて多くのファンに愛された競走馬です。

本記事では、「ウマ娘 プリティーダービー」に登場するセイウンスカイの「聖地巡礼」ができるスポットを紹介します。遠方にお住まいの方や現地訪問が難しい方でも楽しめるよう、あわせてストリートビュー等でもイメージしながら巡れる内容を意識しています。

セイウンスカイとは
セイウンスカイは、1990年代後半に活躍した競走馬で、1998年の皐月賞・菊花賞を制しクラシック二冠を達成した実力馬です。皐月賞では鮮やかな逃げ切り、菊花賞では長距離戦を自分のリズムで押し切る競馬で勝利し、「マイペース逃げ」の完成形とも評されました。その一方で、安定した成績を残し続けるタイプではなく、気性や展開に左右される繊細さも持ち合わせていたことから、「気分屋の逃げ馬」という個性でも語られます。通算成績は18戦7勝。クラシック路線での強さが特に際立った馬です。

「ウマ娘」のセイウンスカイ
「ウマ娘 プリティーダービー」におけるセイウンスカイは、飄々として掴みどころのない性格と、常にマイペースを崩さないスタンスが特徴的なキャラクターです。レースでも日常でも淡々としており、周囲に流されない独特の空気感を持っています。一方で、勝負どころでは鋭い判断力と“逃げの美学”を見せるギャップが魅力です。

ゲーム版では逃げ・先行適性の高いウマ娘として実装され、特に長距離・中距離での逃げ戦法において強力な性能を持つキャラクターとして設計されています。ストーリーではクラシック世代の一員としてスペシャルウィークやグラスワンダーらと関わりながら、自身のペースを貫く姿勢が描かれています。

アニメシリーズでは第1期以降、スピカの一員として登場し、チームのムードメーカー的な立ち位置を担う場面もありつつ、レースでは冷静に“自分の形”を作る走りが印象的に描写されています。コミカライズ作品や関連メディアでも、掴みどころのない性格と戦略的な逃げ脚質が一貫して表現されており、作品全体を通して「静かなる逃亡者」としての個性が強調されています。

1. 西山牧場

セイウンスカイが生まれた生産牧場であり、引退後の晩年を過ごした場所でもあります。セイウンスカイは1995年4月26日に生まれ、1998年の皐月賞と菊花賞を制してクラシック二冠を達成した後、2001年に現役を引退すると、種牡馬として供用されました。2002年からはアロースタッドで種牡馬生活を送り、2007年シーズン終了後に生まれ故郷の西山牧場へ戻っています。2011年8月16日、16歳で亡くなったセイウンスカイは、現在も西山牧場内に眠っています。牧場内の馬頭観音の横には遺骨が眠る墓碑が建立され、2011年11月に除幕式が行われました。墓碑にはセイウンスカイの顔写真とともに、「青雲の空を駆け抜けた稲妻よ永遠なれ」という追悼の言葉が刻まれています。

住所

〒055-0007 北海道沙流郡日高町富川西4丁目74−1 (地図を開く)

ストリートビュー

西山牧場は、北海道沙流郡日高町富川西にある、長年にわたって競走馬の生産に携わってきた牧場です。これまでに多くの競走馬を送り出しており、なかでも1998年の菊花賞と皐月賞を制したセイウンスカイや、1992年の桜花賞・スプリンターズステークスなどを制したニシノフラワーは、西山牧場を代表する名馬として知られています。

現在の西山牧場は、競馬ファンにとってセイウンスカイとニシノフラワーの墓参ができる場所としても知られています。牧場の入口から入った先には2頭の墓碑が並んでおり、現役時代に数々の名勝負を繰り広げた名馬たちを偲ぶことができます。ニシノフラワーの墓碑は2020年に建立され、セイウンスカイの墓碑の隣に設けられました。

なお、現在は馬や施設の見学はできず、セイウンスカイとニシノフラワーの墓参のみ可能です。墓参の際は、正門から入場して事務所で許可を得る必要があり、墓碑への花や食べ物、お線香などのお供えも禁止されています。訪問の際は牧場の指示に従い、馬やスタッフの業務に配慮して静かに参拝しましょう。

2. 中山競馬場

1998年1月の新馬戦とジュニアカップを中山競馬場で連勝すると、3月の弥生賞ではスペシャルウィークの2着となり、クラシック戦線で注目を集めました。そして4月19日に行われた皐月賞では、横山典弘騎手を背に逃げ切り、キングヘイローに半馬身差をつけてGI初制覇。スペシャルウィークも3着に入り、後にライバルとして知られる3頭によるクラシック戦線の幕開けを飾りました。

住所

〒273-0037 千葉県船橋市古作1丁目1−1 (地図を開く)

ストリートビュー

中山競馬場は、千葉県船橋市にある日本中央競馬会(JRA)の競馬場です。90年以上の歴史を持ち、日本の4大競馬主場の一つとして、多くの名レースを開催してきました。

年末の有馬記念をはじめ、皐月賞やスプリンターズステークス、ホープフルステークスなどのGⅠレースが行われ、毎年全国から多くの競馬ファンが集まります。ゴール前の急坂が勝負を左右する特徴的なコースは、多くのドラマを生み出してきました。

一方で、競馬場はレースを観戦するだけの場所ではありません。芝生エリアや子ども向け遊具、屋内プレイルームなど家族で楽しめる設備が整い、競馬場限定グルメも充実しています。競馬ファンはもちろん、観光や聖地巡礼で訪れる人も気軽に立ち寄れるスポットです。

アクセス
JR「船橋法典駅」より専用地下道(動く歩道設置)で徒歩約10分
※専用地下道の通行可能時間は、開門〜17時20分
※JR船橋法典駅の臨時改札口は8時00分〜17時30分まで開設
JR「西船橋駅」よりバスで約15分、徒歩で約30分
京成「東中山駅」よりバスで約10分、徒歩で約20分

3. 京都競馬場

1998年10月の京都大賞典で古馬を相手に勝利すると、続く11月8日の菊花賞では横山典弘騎手とのコンビで果敢に逃げ、3分03秒2という当時のレコードタイムで優勝しました。ダービーではスペシャルウィークに敗れて4着となっていたセイウンスカイでしたが、菊花賞ではそのスペシャルウィークを3馬身半差で退け、皐月賞に続く二つ目のGIタイトルを獲得しています。また、翌1999年の天皇賞(春)でも3着に入っており、セイウンスカイの競走生活の中で複数の重要なレースが行われました。

住所

〒612-8265 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32 (地図を開く)

ストリートビュー

京都競馬場は、京都府京都市伏見区に位置するJRA(日本中央競馬会)の競馬場です。最寄りの京阪本線・淀駅から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力で、100年近い歴史を持つ関西屈指の競馬場として親しまれています。

2023年には約2年半にわたる大規模改修を終え、「センテニアル・パーク京都競馬場」としてグランドオープンしました。新築されたスタンドや見やすくなったパドックなど、観戦環境が大幅に向上し、快適にレースを楽しめる施設へと進化しています。

競馬場の代名詞ともいえる「淀の坂」は、芝コース外回りに設けられた高低差のある坂で、多くの名勝負を生み出してきました。春の天皇賞や菊花賞などのGIレースの舞台として知られるほか、グルメやイベント、子ども向けの遊び場も充実しており、幅広い世代が楽しめるレジャースポットです。

アクセス
京阪電車「淀駅」より徒歩約2分
阪急電鉄「西山天王山駅」よりバスで約15分
※京都競馬開催日は阪急西山天王山駅と京都競馬場間にバスが運行(有料)

4. 東京競馬場

ダービーではスペシャルウィークの2着。翌1999年には天皇賞(秋)を制し、古馬GI制覇を果たした競馬場です。

住所

〒183-0024 東京都府中市日吉町1−1 (地図を開く)

ストリートビュー

東京都府中市の日吉町にある東京競馬場は、日本中央競馬会(JRA)が運営する中央競馬の競馬場です。日本最大級の競馬場として知られ、日本ダービーやジャパンカップなど、全国的に注目を集めるGIレースが数多く開催されています。

広大な場内には、競馬観戦エリアのほか、JRA競馬博物館や乗馬センター、日本庭園など見どころが点在しています。競走馬について学べる展示や、馬とふれあえるイベントなども実施され、競馬に詳しくない人でも楽しめる施設となっています。

また、ミニ新幹線や遊具広場、水遊び広場など、ファミリー向けの設備も充実しています。レストランやカフェ、ショップも数多く揃っており、レース開催日はもちろん、それ以外の日でも幅広い世代が思い思いの時間を過ごせる人気スポットです。

アクセス
京王線「府中競馬正門前駅」より専用歩道橋にて正門まで徒歩約2分
京王線「東府中駅」南口より東門まで徒歩約10分
JR武蔵野線/南武線「府中本町駅」臨時改札口より専用歩道橋にて西門まで徒歩約5分

5. 札幌競馬場

1999年8月22日の札幌記念で、セイウンスカイは横山典弘騎手を背にファレノプシスを退けて優勝しました。前年の菊花賞以来となる重賞制覇であり、1999年に入ってからの日経賞に続く重賞勝利でもあります。JRA

住所

〒060-0016 北海道札幌市中央区北16条西16丁目1−1 (地図を開く)

ストリートビュー

札幌競馬場は、北海道札幌市中央区にあるJRA(日本中央競馬会)の中央競馬場です。1907年に開設され、2014年のリニューアルによって最新のスタンドを備えた競馬場へと生まれ変わりました。夏に開催される中央競馬「北海道シリーズ」の舞台として知られ、開催日以外は場外発売所「パークウインズ札幌」やトレーニングセール会場としても活用されています。

場内には、コース全体を一望できる「もいわテラス」や、競走馬を間近で見られる「はなみち」、大型ビジョンを備えた観戦エリアなど、迫力あるレースを満喫できる設備が充実しています。さらに、広大な芝生や花々に彩られた園内は、市街地にありながらリゾートのような開放感があり、散策スポットとしても人気を集めています。

競馬ファンだけでなく家族連れも楽しめる施設が充実しているのも札幌競馬場の魅力です。コース内側の「ターフパーク」には、屋外用トランポリン「ふわふわドーム」や幼児向け遊び場「キッズパドック」、ステージイベントなどがあり、競馬開催日以外にも多彩な催しが行われています。作品の舞台として訪れる際には、レース観戦はもちろん、札幌らしい緑豊かな景観や開放的な雰囲気もあわせて楽しめるスポットです。

アクセス
JR「桑園駅」より徒歩約10分
札幌市営地下鉄東西線「二十四軒駅」より徒歩約15分
※開催期間中の毎土曜日・日曜日、JR桑園駅および地下鉄二十四軒駅と札幌競馬場間に無料送迎バスが運行

6. アロースタッド

2001年に現役を引退したセイウンスカイは、翌2002年からアロースタッドで種牡馬入りしました。その後、2007年シーズン終了後に生まれ故郷の西山牧場へ戻るまで、種牡馬として繋養されています。

住所

〒056-0144 北海道日高郡新ひだか町静内田原499 (地図を開く)

ストリートビュー

北海道日高郡新ひだか町静内田原にあるアロースタッドは、数々の名馬を繋養する種牡馬牧場です。二十間道路沿いに位置し、北海道を代表する馬産地・日高を象徴する牧場の一つとして知られています。1982年に設立され、広大な放牧地や厩舎、種付所などを備え、競走馬の生産を支える施設として重要な役割を担っています。

これまでにも多くの活躍馬が種牡馬として繋養されており、現在もダノンプレミアムやディーマジェスティなど、競馬ファンに知られる種牡馬が在籍しています。毎年、種牡馬展示会も開催されており、新たに種牡馬入りした競走馬のお披露目の場としても注目されています。

一般見学は期間が定められており、2026年は7月16日から10月31日まで、15時から16時までとなっています。見学する際は、直接牧場へ向かうのではなく、二十間道路エントランス広場の牧場案内所で受付を行う必要があります。名馬の血統を次世代へつなぐ種牡馬たちを間近に感じられる、競馬ファンには見逃せないスポットです。

最後に

聖地巡礼に出かける際は、ゆかりの地とあわせて周辺の観光スポットや宿泊施設もチェックしてみましょう。「Trip.com」なら、航空券やホテルなどの旅行予約をまとめて探すことができます。しかも格安なので聖地巡礼にも是非ご利用ください!


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