【新海誠監督作品】 『すずめの戸締まり』の九州地方の聖地巡礼スポットをストリートビュー付きでご紹介!

- 出版社
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- 連載
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- 著者
- 新海誠
- 連載期間
- 2002年 2月2日 ~
『すずめの戸締まり』は、2022年11月に公開された、新海誠監督による長編アニメーション映画です。『君の名は。』『天気の子』に続く新海作品として注目され、公開直後から大きな話題となりました。
本作の主人公は、九州の静かな町で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽。ある日、彼女は“災いを呼ぶ扉”と、扉を閉じる役目を担う青年・宗像草太と出会い、日本各地に点在する扉を閉める旅に出ることになります。
本記事では、『すずめの戸締まり』で登場する九州地方で「聖地巡礼」が出来る場所をご紹介します。遠方にお住まいの方は実際に行くことが難しい方もいらっしゃいますので、是非ストリートビューで楽しんでいただければと思います。
1. 油津港
すずめが草太と出会う通学路のシーンで映る港のモデルの一つ。高台や坂道の頂上から油津港を見下ろすと、きらきらと輝く水面に特徴的な形をした港を望めます。なお、油津港がある宮崎県日南市は、すずめが暮らす九州の小さな町、門波町のモデルでもあります。
住所
ストリートビュー
油津港は、宮崎県日南市に位置する太平洋に面した港湾です。風光明媚な日南海岸に位置する天然の良港で、国の重要港湾および宮崎県の輸送拠点(防災拠点港)に指定されており、県南地域における物流拠点として、重要な役割を担っています。
1952年の重要港湾指定以降、段階的に港湾整備が進められ、1998年には水深10~12メートルの大型岸壁を備えた東ふ頭が供用を開始。これにより、5万トン級の大型チップ船や、RORO船・コンテナ船など多様な船舶が対応可能となりました。
さらに、2017年度からは22万トン級の大型クルーズ船の受け入れも可能となり、国内外の旅客船が多数寄港しています。海上物流だけではなく、観光においても県南地域と大首都圏・アジアを結ぶ海の玄関口として重要な役割を果たしています。
アクセス
宮崎空港より車で約60分
九州旅客鉄道日南線「油津駅」より車で約5分
宮崎交通「海岸通り」バス停より徒歩約15分
2. 大分県立臼杵高等学校の近くの踏切(祇園踏切)
鈴芽の登校シーンで登場する踏切のモデル。両端のフェンスや柵、看板、奥に見える建物の一部等が一致しています。また、近くの高校の外観が作中のすずめが通う高校の外観とそっくりです。
住所
ストリートビュー
祇園踏切は、福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶJR九州の幹線「日豊本線」の踏切の一つです。
近くにある大分県立臼杵高等学校の外観が、鈴芽の通う高校と似ているので聖地巡礼の際には一緒に確認してみてください。
アクセス
「臼杵駅」より徒歩約10分
3. JFおおいた 佐賀関支店
草太とダイジンを追いかけてフェリーに乗り込むカットでJFの建物がほぼそのまま描かれています。また、環や稔が働いている漁協のモデルではないかと推測されています。
住所
ストリートビュー
JFおおいた 佐賀関支店は、関あじ・関さばの漁業拠点として知られる大分市佐賀関にある漁協です。高品質な鮮魚や加工品の提供を行うほか、直売所では地元の新鮮な海産物を手に取ることができます。ブランド魚の品質管理や資源保護に努めながら、食育イベントや観光案内など地域貢献にも力を入れています。
アクセス
JR大分駅から車で約40分
大分バス「佐賀関行き」乗車、「佐賀関港」下車、徒歩約5分
4. JFおおいた 佐賀関支店の近くの路地
ミミズが町に倒れ込むカットで描写されています。
住所
ストリートビュー
5. 湯平温泉
鈴芽が草太を追いかけて迷い込んだ「門波リゾート」という温泉街の廃墟のモデルの一つではないかと推測されています。
住所
ストリートビュー
湯平温泉は、大分県由布市湯布院町に位置する歴史ある温泉地です。由布市内に点在する温泉地を総称する「湯布院温泉郷」のひとつで、鎌倉時代に開湯したと伝えられる、由緒ある湯治場です。
花合野川沿いの山あいに広がる温泉地で、温泉街の中央に約500メートルにわたって情緒ある石畳が敷かれ、両脇には旅館や土産物店が並ぶ情緒ある風景が広がります。石畳は江戸時代に、かつて病魔退散を願って工藤三助らによって整備されたもので、湯平温泉の象徴的な存在です。
毎年7月には、この石畳を舞台に九州最大級の「湯平大そうめん流し」が開催されるなど、観光客に人気のイベントも楽しめます。江戸後期には温泉街としての形が整い、「豊後国志」にも記録が残るなど、古くから名湯として親しまれてきました。
自然に囲まれた静かな環境で、歴史と風情に包まれながらゆったりと湯に浸かることができる、まさに隠れた名湯です。
アクセス
JR久大本線「湯平駅」より車で約10分
「大分道湯布院IC」より車で約20分
6. 関あじ関さば通り
廃温泉街の後ろ戸を閉めた後、2人が鈴芽の家へ向かうシーンで、一部の建物がモデルとして描かれています。
住所
ストリートビュー
関あじ関さば通りは、全国に名高いブランド魚「関あじ」「関さば」の魅力を楽しめる、大分市佐賀関にある観光通りです。漁港近くには鮮魚店や海鮮料理店が立ち並び、新鮮な魚をその場で味わえるだけでなく、港町らしい風景と海の香りに包まれた散策も楽しめます。関の魚を味わいに、全国から観光客が訪れるスポットです。
アクセス
JR「大分駅」より車で約40分
JR「大分駅」より大分バス「佐賀関行き」乗車、「佐賀関港」または「関門」バス停下車すぐ
7. 佐賀関港
ダイジンを追って、鈴芽と椅子に姿を変えられた草太がフェリーに乗り込んだ港のモデル。鈴芽たちが乗った四国みかんフェリーのモデルは、九四オレンジフェリーです。 作中だとフェリーの出航は佐賀関港からとなっていますが、実際は臼杵港からの出航なので、作中のように佐賀関港から愛媛へ向かうことはできないのでご注意ください。
住所
ストリートビュー
佐賀関港フェリーターミナルは、大分県大分市にある港で、豊予海峡を挟んで愛媛県佐田岬半島の三崎港と結ぶ「国道九四フェリー」の発着拠点です。九州と四国を最短ルート(約31km)でつなぐ航路として知られ、片道わずか70分で移動できるため、ビジネスや観光に便利なアクセス手段となっています。
国道九四フェリーは、朝7時台から夜23時台まで毎時運航しており、1日16往復(計32便)と高頻度の運航が魅力です。2019年には新フェリーターミナルビルも完成し、より快適な乗船環境が整備されました。
また、佐賀関港は全国的に有名な「関あじ」「関さば」の水揚げ港としても知られ、港町らしい活気と新鮮な海の幸を楽しめるエリアでもあります。
アクセス
JR「幸崎駅」より車で約15分
8. 竹田津港フェリーターミナル
鈴芽たちがフェリーに乗り込んだターミナルのモデルと推測されています。
住所
ストリートビュー
竹田津港フェリーターミナルは、大分県国東市国見町にある港で、「スオーナダフェリー」が就航しています。スオーナダフェリーは、山口県周南市(徳山港)と大分県国東市(竹田津港)の約48kmをつなぐカーフェリーです。片道2時間で結ばれており、ビジネスや観光の移動手段として多く利用されています。
九州と本州を最短距離でつなぐ海上バイパスは、1日5往復(計10便)と、24時間の中で自由に乗船スケジュールを立てやすいのが特徴です。車両も積載可能なカーフェリーで、ドライブ旅行や物流にも適しています。静かな海と快適な船内環境で、移動そのものを楽しめるのも魅力のひとつ。
アクセス
大分空港より、車で約45分
最後に
以上が、『すずめの戸締まり』で登場する九州地方の聖地でした!
実際に現地に赴くのは難しいという方は、 という方はGoogleマップで聖地巡礼をしてみてはいかがですか?
整地が近くにある方などは、是非、現地でスマホを片手に原作と見比べてみましょう!なお、聖地巡礼の際は、近隣の住む方々の迷惑にならないよう、配慮しながら楽しみましょう。
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