【ゲーム作品】 『うみねこのなく頃に』聖地巡礼ガイド|六軒島のモデルや右代宮家の洋館を紹介
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- 2026年 10月14日 ~
『うみねこのなく頃に』は、『ひぐらしのなく頃に』で知られる竜騎士07/07th Expansionが制作した連続殺人ミステリー作品です。2007年に同人ゲームとして発表され、「うみねこのなく頃に」Episode1~4と「うみねこのなく頃に散」Episode5~8の全8エピソードで物語が展開されます。2009年にはTVアニメ化され、スタジオディーンによって全26話が放送されました。
物語の舞台は、伊豆諸島にある右代宮家所有の孤島「六軒島」。1986年10月、年に一度の親族会議のために右代宮家の一族が島へ集まります。しかし、台風によって島が外界から隔絶されるなか、魔女ベアトリーチェの伝説と黄金をめぐる謎が浮かび上がり、18人の人間を巻き込んだ連続殺人事件が発生。犯人は人間なのか、それとも魔女なのか――。主人公・右代宮戦人は、不可解な事件の真相をめぐって魔女と対峙し、推理を繰り広げていきます。
本作には、六軒島や右代宮家の屋敷をはじめ、実在する島や洋館、庭園などをモデルにしたとされる場所が数多く登場します。本記事では、『うみねこのなく頃に』の聖地巡礼スポットやモデル地を、作品内での登場シーンとあわせてご紹介します。
※本記事で紹介する場所には、公式にモデル地として発表されているものだけでなく、作中の背景との比較からモデルと推測されている場所も含まれます。
1. 式根島
「六軒島」のモデルとされている場所
住所
ストリートビュー
式根島は、東京都新島村に属する伊豆諸島の有人島で、東京都心から南へ約160kmの海上に位置しています。新島から連絡船で約10〜20分、竹芝桟橋からは高速ジェット船で約3時間でアクセスでき、島の外周は約12km。徒歩や自転車で島内を巡ることができる、豊かな自然に囲まれた小さな島です。富士箱根伊豆国立公園にも指定され、リアス式の海岸線や透明度の高い海、白砂のビーチが広がっています。
式根島の大きな魅力の一つが、海と温泉を一緒に楽しめることです。島内には泊海水浴場や中の浦海水浴場など複数の海水浴場があり、海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどを楽しめます。また、潮の満ち引きによって入浴できる地鉈温泉や、足付温泉、松が下雅湯などの温泉も点在。特に地鉈温泉は、海岸の岩場から湧き出る温泉として知られ、式根島ならではの景観を楽しめるスポットです。
島内には、伊豆諸島の海を一望できる神引展望台をはじめ、豊かな森林や海岸沿いの遊歩道など、自然を満喫できる場所も数多くあります。夜には周囲の明かりが少ない島ならではの満天の星空も魅力です。
アクセス
東京竹芝港から大型客船で9時間
東京竹芝港から高速ジェット船で2時間20分
調布飛行場から飛行機で約35分+連絡船で約15分
2. 旧古河庭園
右代宮家の親族たちが滞在する「ゲストハウス」と、作品を象徴する「薔薇庭園」のモデル
住所
ストリートビュー
旧古河庭園は、東京都北区西ヶ原にある都立庭園です。もとは明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、古河家の所有となり、古河財閥3代目当主・古河虎之助によって大正期に現在の庭園が整えられました。1917年(大正6年)に完成した洋館と洋風庭園は、鹿鳴館などを手がけた英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計によるもので、現在も当時の姿をよく残しています。
旧古河庭園の大きな特徴は、洋館を中心とした洋風庭園と、斜面から低地に広がる日本庭園が一つの敷地内に調和していることです。日本庭園は、京都の庭師「植治」こと小川治兵衛が手がけ、心字池を中心に大滝や枯滝、茶室などを配した回遊式庭園となっています。武蔵野台地の起伏を生かし、丘の上に洋館、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園を配置した構成も見どころです。
洋風庭園には約100種200株のバラが植えられており、春と秋には色とりどりの花が見頃を迎えます。洋館とバラが織りなす西洋的な景観と、池や石組、灯籠などを配した日本庭園の趣を一度に楽しめる、東京を代表する歴史的庭園の一つです。2006年(平成18年)には、近代の庭園を良好に保存する貴重な事例として、国の名勝に指定されています。
開園時間
9:00~17:99
(入園は16:30まで)
休園日
年末・年始
(12月29日~翌年1月1日まで)
※イベント開催期間及びGWなどで休園日開園や時間延長が行われる場合もあります。
アクセス
JR「上中里駅」より徒歩7分
地下鉄南北線「西ヶ原駅」より徒歩7分
JR「駒込駅」より徒歩12分
都電荒川線「飛鳥山駅」より徒歩18分
3. 旧前田家本邸 洋館
六軒島に建つ「右代宮本邸」の外観・正門などのモデル
住所
ストリートビュー
旧前田家本邸洋館は、東京都目黒区駒場の駒場公園内に位置する、旧加賀藩主前田家の邸宅です。16代当主・前田利為侯爵によって計画され、1929年(昭和4年)に竣工しました。設計は塚本靖の基本計画のもと、高橋貞太郎が担当。イギリス・チューダー様式を基調とした重厚な外観が特徴で、当時の最新技術を取り入れた大邸宅として建設されました。
洋館の1階は外国の賓客や皇族を招く社交・接待の場として使用され、大客室や大食堂など格式ある空間が設けられています。特に大食堂にある白大理石のマントルピースや、ステンドグラスを備えた大階段など、随所に施された華やかな意匠が見どころです。2階には侯爵夫妻の寝室や書斎、夫人室、子ども室など、当時の前田家の生活空間が設けられており、華族の暮らしぶりを感じることができます。
旧前田家本邸は、洋館と和館を中心とする建造物群と敷地全体が2013年(平成25年)に国の重要文化財に指定されています。現在は洋館・和館ともに一般公開されており、駒場公園の緑に囲まれながら、昭和初期の邸宅建築と華族文化に触れられるスポットとなっています。
アクセス
京王井の頭線「駒場東大前駅」より徒歩12分
小田急線「東北沢駅」「代々木上原駅」より徒歩13分
東京メトロ千代田線「代々木上原駅」より徒歩13分
4. 旧岩崎邸庭園
EP2の第一の晩が描かれる「礼拝堂」のモデル
住所
ストリートビュー
旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端一丁目に位置する都立庭園です。三菱財閥の創業家・岩崎家の本邸として1896年(明治29年)に建てられた邸宅と庭園を整備したもので、現在は洋館、撞球室(ビリヤード室)、和館の3棟が現存しています。園内の建造物は国の重要文化財に指定されており、明治期の邸宅建築を今に伝える貴重な場所です。
なかでも洋館は、鹿鳴館の設計でも知られるイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計した木造2階建て・地下室付きの建物です。17世紀初頭のイギリスで流行したジャコビアン様式を基調に、ルネサンスやイスラム風の装飾を取り入れた華やかな外観が特徴。洋館から地下道でつながる撞球室は、当時の日本では珍しいスイスの山小屋風の造りとなっています。一方、洋館とつながる和館には書院造を基調とした大広間が残り、和洋の建築様式を一度に見ることができます。
庭園は大名庭園の形式を一部踏襲しながら、芝生を中心とした洋風の要素も取り入れた「和洋併置式」となっています。かつて約1万5,000坪あった敷地には多くの建物が並んでいましたが、現在も残る洋館や和館、撞球室からは、明治期の上流階級の暮らしと近代日本の建築文化を感じることができます。
開園時間
9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日
年末・年始(12月29日~翌年1月1日)
入園料
一般:400円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
65歳以上:200円
一般団体(20名以上):320円
65歳以上の団体(20名以上):160円
アクセス
東京メトロ千代田線「湯島駅」より徒歩約3分
東京メトロ銀座線「上野広小路駅」より徒歩約10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」より徒歩約10分
JR山手線「御徒町駅」より徒歩約15分
5. 小笠原伯爵邸
右代宮戦人と魔女ベアトリーチェが頭脳戦を繰り広げる場所のモデル
住所
ストリートビュー
小笠原伯爵邸は、東京都新宿区河田町に位置する、1927年(昭和2年)に旧小倉藩主・小笠原家の当主、小笠原長幹伯爵の邸宅として建てられた歴史的建造物です。スパニッシュ様式を取り入れた鉄筋コンクリート造の建物で、現在はスペイン料理レストランとして利用されています。2004年には、歴史的・文化的価値を持つ建造物として「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
約1,000坪の敷地には、建物を囲むように四季折々の植物が楽しめる庭園が広がっています。スペイン瓦を使った外観や色鮮やかなタイルの装飾、建物中央のパティオ(中庭)、イスラム風の意匠を取り入れたシガールームなど、随所に特徴的な建築意匠が残されています。戦後には米軍による接収や東京都の児童相談所としての利用を経て、一時は老朽化が進みましたが、修復工事を経て2002年にレストランとして再生されました。
現在は、スペイン人シェフによるスペイン料理を味わえるレストランとして営業しているほか、結婚式やパーティーなどにも利用されています。建物内部はレストランやカフェの利用者が見学できる場合があり、歴史的な邸宅と庭園を楽しみながら食事ができる場所となっています。なお、貸切などによって見学できない場合もあるため、訪問の際は営業状況を確認しておくと安心です。
アクセス
都営大江戸線「若松河田駅」河田口より徒歩1分
6. 外交官の家
右代宮本邸の食堂・客間・玄関ホールなど、屋敷内部の複数の背景モデル
住所
ストリートビュー
外交官の家は、神奈川県横浜市中区山手町の山手イタリア山庭園内にある、明治時代の外交官・内田定槌の旧邸宅です。1910年(明治43年)に東京都渋谷区南平台に建てられましたが、1997年(平成9年)に横浜市へ寄贈され、現在の場所へ移築・復原されました。同年、「旧内田家住宅」の名称で国の重要文化財に指定されています。
建物は、アメリカ人建築家J・M・ガーディナーの設計による木造2階建て・塔屋付きの西洋館で、天然スレート葺きの屋根や下見板張りの外壁、華やかな装飾など、アメリカン・ヴィクトリアン様式の特徴を色濃く残しています。館内には食堂や客間、寝室、書斎などが再現され、ステンドグラスや家具、ガスストーブなどから、当時の外交官の暮らしを感じることができます。
外交官の家は、山手イタリア山庭園の高台に位置し、庭園や横浜の街並みを眺めながら西洋館めぐりを楽しめるのも魅力です。附属棟には「ブラフガーデンカフェ」があり、庭園を眺めながら軽食やケーキを楽しむこともできます。
開館時間
9:30~17:00
休館日
第4水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
アクセス
JR京浜東北・根岸線「石川町駅」元町口より徒歩5分
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」⇒神奈中バス11系統「イタリア山庭園前」より徒歩2分
7. ブラフ18番館
ゲストハウス内部の一部モデル
住所
ストリートビュー
ブラフ18番館は、神奈川県横浜市中区山手町16にある、山手イタリア山庭園内の歴史的建造物です。関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅で、戦後はカトリック山手教会の司祭館として1991年(平成3年)まで使用されました。その後、横浜市が建物の部材の寄贈を受け、1993年(平成5年)に現在の場所へ移築・復元し、一般公開されています。
木造2階建ての建物には、フランス瓦の屋根や4つの暖炉をまとめた煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーやサンルームなど、当時の外国人住宅らしい洋風の意匠が残されています。一方、外壁には関東大震災の経験を踏まえ、防災を考慮したモルタル吹き付けが施されています。解体時の調査では、震災前の建物の一部が部材として再利用されていることも確認されています。
館内では、大正末期から昭和初期にかけての外国人住宅の暮らしを再現し、当時元町で製作されていた「横浜家具」などを展示しています。
開館時間
9:30~17:00
休館日
第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
アクセス
JR京浜東北・根岸線「石川町駅」元町口より徒歩5分
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」、神奈中バス11系統「イタリア山庭園前」より徒歩2分
8. ベーリック・ホール
右代宮本邸の大広間として登場。魔女たちの宴会など、作品を象徴する華やかな場面の背景になっています。
住所
ストリートビュー
ベーリック・ホールは、神奈川県横浜市中区山手町にある西洋館です。イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計により1930年(昭和5年)に建てられました。現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、2001年には横浜市認定歴史的建造物に選定されています。
建物はスパニッシュスタイルを基調としており、玄関の三連アーチやクワットレフォイルと呼ばれる小窓、瓦屋根の煙突など、特徴的な装飾が随所に施されています。館内には白と黒のタイル張りの床やアイアンワーク、獅子頭の壁泉などが残されているほか、子息の部屋にはフレスコ技法で復元されたターコイズブルーの壁があり、当時の暮らしを感じられます。
ベーリック・ホールは2002年から一般公開されており、現在は元町公園の施設として館内や庭園を無料で見学できます。横浜・山手エリアに点在する西洋館の中でもひときわ規模が大きく、歴史的な建築や異国情緒のある街並みを楽しめるスポットとして、山手散策の際に訪れたい場所です。
開館時間
9:30~17:00
休館日
第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
アクセス
みなとみらい線「元町中華街駅」6番出口(アメリカ山公園口)より徒歩8分
JR京浜東北・根岸線「石川町駅」より徒歩15分
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」、あかいくつバス「港の見える丘公園前」より徒歩8分