【ゲーム作品】 『SILENT HILL f』聖地巡礼|岐阜県下呂市金山町のモデル地・関連スポットを紹介
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- 2026年 10月14日 ~
『SILENT HILL f』は、KONAMIが2025年9月25日に発売したサイコロジカルホラーゲームです。人気ホラーゲーム「SILENT HILL」シリーズ初の日本を舞台とした作品で、ストーリーを『ひぐらしのなく頃に』などで知られる竜騎士07氏、クリーチャー・キャラクターデザインをkera氏が担当しています。1960年代の日本を舞台に、古い町並みや日本の文化を取り入れた独自の世界観が描かれています。
物語の舞台は、山間にある架空の町「戎ヶ丘」。主人公の高校生・深水雛子は、霧に包まれ、おぞましく変貌していく故郷を探索しながら、謎を解き、怪異と戦うことになります。やがて雛子は、自身の運命を左右するさまざまな選択を迫られていきます。
本作では、岐阜県下呂市金山町にある「筋骨」エリアが、戎ヶ丘の町並みのモチーフとなっています。狭い路地や水路、古い家屋など、ゲーム内の風景と重なる場所が実際に残されています。
また、金山町周辺には、金山巨石群や鶏鳴滝、菅生稲荷神社など、ゲームに登場する神社や怪異、伝承を思わせるスポットもあります。本記事では、こうした明確なモデル地だけでなく、『SILENT HILL f』の世界観やモチーフと関連する場所も含めて、聖地巡礼スポットをご紹介します。
1. 筋骨めぐり
ゲームに登場する町「戎ヶ丘」の町並みのモデル。プロデューサーの岡本基氏は「ロケーションという意味では、今回岐阜の下呂市金山町を参考にした」と明言。竜騎士07氏も、取材で金山町を訪れ、観光協会の案内で筋骨巡りを体験したことが、作品のインスピレーションになったと語っています。
住所
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筋骨めぐりは、岐阜県下呂市金山町にある、細い路地が複雑に入り組んだ独特の町並みを歩いて楽しむ観光スポットです。「筋骨」とは、家々の間を縫うように延びる細い路地を、この地方で人間の筋や骨に見立てて呼ぶ言葉。江戸時代に飛騨街道の宿場町として栄えた金山には、当時の名残として現在も多くの筋骨が残されています。
筋骨は、かつて飛騨街道を行き交う人や荷車を避けるため、民家の間に設けられた生活道が起源とされています。現在も地域住民が日常的に利用する公道で、路地沿いには明治から昭和にかけて建てられた木造家屋や水路、かつて営業していた銭湯などが残されています。なかでも、水路をまたぐように建つ建物の下をくぐり抜ける路地は、その独特な姿から「飛騨金山版『ハウルの動く城』」とも呼ばれる、筋骨めぐりを代表する景観の一つです。
迷路のように入り組んだ路地を歩けば、昭和の町へタイムスリップしたような雰囲気を味わえるのも魅力です。より深く町の歴史や暮らしに触れたい場合は、地元ガイドが案内する「筋骨ガイドツアー」も利用できます。なお、筋骨は現在も住民の生活の場となっているため、訪れる際は私有地への立ち入りや住民の生活を妨げる撮影を避け、特に日没後・夜間の見学は控えるなど、地域への配慮が必要です。
営業時間
通年(ガイドは要予約)
ガイド料金
1~6名:3,000円/グループ
※7名以上の場合は、ひとりごとに500円
※所要時間 約60分~120分
アクセス
東海環状自動車道「富加関IC」より県道58号経由で約50分
JR高山本線「飛騨金山駅」より徒歩すぐ
2. 石段
主人公・雛子が石段に立つコンセプトアートのモデル地
住所
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3. 祖師野八幡宮
作中に登場する神社のモデルの一つとして指摘されている神社です。また、妙見神社や岩屋岩陰遺跡にまつわる伝承とも深い関わりがあります。
住所
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祖師野八幡宮は、岐阜県下呂市金山町祖師野に鎮座する神社です。応神天皇、天照大神、伊弉冉尊、猿田彦命、軻遇突知神、素盞嗚尊を祀り、古くから飛騨・美濃両地域の人々の信仰を集めてきました。境内には杉やヒノキの古木が立ち並び、歴史を感じさせる静かな雰囲気が広がっています。
神社の由緒には、平治元年(1159年)に平治の乱に敗れた源義平が当地を訪れ、岩屋岩蔭遺跡に棲みついていたと伝わる大狒々(おおひひ)を退治したという伝説が残されています。その後、養和元年(1181年)にこの伝説を偲んだ田口左近光員が、鎌倉の鶴岡八幡宮から分霊を勧請したことが創建の始まりとされています。源義平が狒々退治に使用したと伝わる刀剣「祖師野丸」も神社に伝わる貴重な文化財です。
境内の本殿は元禄8年(1695年)頃の建立と推定され、幣殿・拝殿とともに岐阜県重要文化財に指定されています。また、鎌倉時代作とされる木造狛犬などの文化財も所蔵。江戸時代には拝殿で踊りが奉納され、その名残は現在の郡上踊りの歌詞にも伝えられているとされます。
アクセス
東海環状自動車道「富加関IC」から車で50分
JR「金山駅」より車で10分
4. 岩屋岩蔭遺跡(妙見神社)
巨石や山中の神社という景観が『SILENT HILL f』に登場する神社・巨石を思わせるスポットです。作中に直接登場する場所ではありませんが、ゲームの世界観を連想させる場所として注目されています。
住所
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岩屋岩蔭遺跡(妙見神社)は、岐阜県下呂市金山町岩瀬高平に位置する、巨石が連なる縄文時代の遺跡です。岩屋ダムの下流約300m、岐阜県道86号金山明宝線沿いにあり、馬瀬川左岸の山麓に大きな岩が重なり合うように形成された岩蔭の内部には、岩屋神社(妙見神社)の本殿が鎮座しています。岐阜県指定史跡に指定されており、発掘調査では縄文時代早期の石鏃や押型文土器、弥生時代の土器・石器などが出土しています。
岩屋岩蔭遺跡を含む周辺の巨石群は「金山巨石群」と呼ばれています。独立した研究者による調査では、巨石の配置や隙間から差し込む太陽光の位置などから、古代の人々が太陽の動きを観測し、季節や暦を把握するために利用していた可能性が指摘されています。一方、こうした天文観測施設としての利用については、考古学的に十分実証されたものではないと岐阜県観光公式サイトも説明しており、現地では「古代の太陽カレンダー」という説を含めて紹介されています。
また、この場所には、人身御供となる娘の身代わりになった悪源太義平が、岩蔭に追い込んだヒヒを退治したという伝説も残されています。現在は巨石群を巡りながら、特定の時期に岩の隙間から差し込む「スポット光」を観察する太陽観測会なども開催されています。
アクセス
JR「飛騨金山駅」よりタクシーで30分
東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から約32km
5. 子守金神社
『SILENT HILL f』に直接登場する場所ではありませんが、作中で描かれる信仰や祈りの文化との共通点から、作品の世界観を感じられるスポットです。
住所
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子守金神社は、岐阜県下呂市金山町金山に鎮座する神社です。創建年代は明らかではありませんが、古くから三宝大荒神を祀り、子どもの健康や病気平癒を願う「子守の神」として地域の人々に信仰されてきました。1973年(昭和48年)には、年代不詳ながら「子守金神社」として下呂市指定有形民俗文化財に指定されています。
子守金神社には、子どもの病気平癒にまつわる伝承が残されています。室町時代、地頭の子どもが重い病に伏した際、三宝大荒神に祈願したところ、夢の中で神から「病を治す代わりに鶏を献上せよ」と告げられ、参拝を続けるうちに子どもの病が快癒したと伝えられています。これをきっかけに、子どもの病気が治った際には鶏の焼き物を奉納する風習が広まり、現在も社殿の内外には数多くの鶏の焼き物が並んでいます。
また、子守金神社の子守神は、近隣の鶏鳴滝に伝わる「黄金姫の伝説」と結び付けられることもあります。神社からは、横谷峡四つの滝の一つである鶏鳴滝へ続く遊歩道も整備されており、周辺の自然とあわせて訪れることができます。毎年4月20日前後の日曜日には「子守神神社まつり」も開催され、子どもの健やかな成長を願う絵馬などが奉納されます。
アクセス
「飛騨金山駅」より徒歩約28分
6. 下原八幡神社
異形の存在として知られる「両面宿儺」にまつわる伝説が残されており、怪異や古くからの伝承という点で作品と通じる要素を持つ場所です。
住所
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下原八幡神社は、岐阜県下呂市金山町中津原に鎮座する神社です。御祭神は応神天皇で、仁徳天皇の時代に、両面宿儺の討伐に向かった難波根子武振熊命がこの地に仮の斎場を設け、応神天皇の御霊を祀って戦勝を祈願したことが起源と伝えられています。古くは「中津原水無八幡宮」と称され、飛騨八社の一つとして信仰を集めてきました。
境内には、武振熊命が八幡神を祀ったとされる「根子岩(ねこいわ)」と呼ばれる大岩が残されています。社名の由来にもなった難波根子武振熊命の「根子」にちなむとされる岩で、神社の由緒を伝える重要な場所です。また、境内をJR高山本線の線路が横切っており、参道には遮断機のない第3種踏切が設けられている、全国的にも珍しい景観が特徴です。
毎年春には例祭が行われ、花笠をかぶった子どもたちが踊る「花笠おどり」や神輿の巡行など、地域に伝わる伝統行事を見ることができます。境内には太刀や薙刀、神輿などの文化財も残されており、飛騨地方の歴史や信仰、地域文化に触れられるスポットです。
アクセス
JR東海高山本線「飛騨金山駅」より徒歩約10分
7. 菅生稲荷神社
ゲームと直接関係はありませんが、連なる鳥居や狐像など、『SILENT HILL f』に登場する神社の風景を思わせる特徴を持つ神社です。
住所
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菅生稲荷神社は、岐阜県飛騨市古川町数河に鎮座する稲荷神社です。国道41号沿いにあり、道路を走っていると大きな鳥居と白狐の像が目に入ります。菅生稲荷神社 神社の詳細な由緒は不明な部分もありますが、伏見稲荷大社から分霊を受けたとされ、境内には朱色の鳥居や特徴的な狐の像が並んでいます。
菅生稲荷神社の特徴は、一般的な稲荷神社とは少し異なる独特の雰囲気です。大きな白狐の像をはじめ、境内にはさまざまな動物や神様の像が置かれており、鳥居をくぐって階段を上ると小さな社殿があります。
また、境内には「寿老人」のお堂もあり、周辺にはかつて設置された動物の像なども残されています。こうした独特の景観から、飛騨市内でも印象的な神社の一つとなっています。
アクセス
JR高山本線「飛騨細江駅」から約10km
8. 金山稲荷大明神
『SILENT HILL f』では狐や稲荷信仰が重要なモチーフとして描かれており、金山町に残る稲荷信仰の関連スポットとして、ファンの間で注目されている場所の一つです。
住所
ストリートビュー
金山稲荷大明神は、岐阜県下呂市金山町金山に鎮座する稲荷神社です。飛騨金山の市街地に位置し、古い町並みや細い路地が残る「筋骨めぐり」とあわせて訪れやすい場所にあります。金山町は、昭和の面影を残す町並みや路地が特徴で、現在も地域に根付いた神社や寺院が点在しています。
金山稲荷大明神は、飛騨金山の町を散策する際に立ち寄りたい、地域の信仰を感じられるスポットです。周辺には住宅や商店などもあるため、観光地として整備された神社とは異なり、地域の暮らしの中にある神社として静かに参拝したい場所です。飛騨金山では、細い路地が入り組む「筋骨めぐり」や、歴史ある寺社などを巡りながら、昔ながらの町の雰囲気を楽しむことができます。
アクセス
バス停「呂瀬金山」より徒歩約12分
最後に
『SILENT HILL f』の舞台となった架空の町・戎ヶ丘。その風景のモチーフとなった岐阜県下呂市金山町には、現在も「筋骨」と呼ばれる細い路地や水路、古い町並みが残されています。ゲームの中で見た風景と実際の町並みを見比べながら歩けば、作品の世界をより身近に感じられるのではないでしょうか。
聖地巡礼とあわせて、下呂温泉など岐阜県の観光スポットを巡る旅行を計画してみるのもおすすめです。交通手段や宿泊先を探しながら、『SILENT HILL f』の世界をたどる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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