【ゲーム作品】 『ひぐらしのなく頃に』聖地巡礼|雛見沢村のモデル・白川郷や御母衣ダムなどを紹介
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- 2026年 10月14日 ~
『ひぐらしのなく頃に』は、竜騎士07が代表を務める同人サークル「07th Expansion」が制作したサウンドノベル作品。2002年に「鬼隠し編」が発表され、その後「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」などの「出題編」、さらに『ひぐらしのなく頃に解』として「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」が発表されました。
物語の舞台は、昭和58年の山間にある寒村・雛見沢村。都会から引っ越してきた前原圭一は、竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花ら仲間たちと楽しい日々を過ごします。しかし、毎年6月に行われる「綿流し」を境に、村では1979年から1983年まで毎年1人が死亡し、1人が行方不明になる「雛見沢村連続怪死事件」が起こっていました。村に伝わる「オヤシロさまの祟り」や、過去のダム建設計画をめぐる村人たちの対立などが絡み合い、穏やかだった日常は次第に惨劇へと変わっていきます。
原作ゲームの人気を受けて漫画やアニメなどへ展開され、2006年4月から9月にはTVアニメ第1期、2007年7月からは第2期『ひぐらしのなく頃に解』が放送されました。その後も『ひぐらしのなく頃に礼』『ひぐらしのなく頃に煌』などが制作され、2020年から2021年には『ひぐらしのなく頃に業』『ひぐらしのなく頃に卒』が放送されています。
本記事では、『ひぐらしのなく頃に』の聖地・モデル地を実際の場所とともに紹介。作品を知っている方はもちろん、白川郷を訪れる際に『ひぐらし』の世界をより深く楽しみたい方にもおすすめの聖地巡礼スポットをまとめています。
1. 白川郷
雛見沢村のモデル
住所
ストリートビュー
白川郷は、岐阜県大野郡白川村に位置する、合掌造りの集落で知られる地域です。中心となる荻町地区には、急勾配の茅葺き屋根を持つ合掌造りの民家が数多く残され、山々に囲まれた田畑とともに独特の景観を形成しています。1995年には、富山県の五箇山とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
白川郷の合掌造りは、豪雪地帯という厳しい自然環境に適応して生まれた建築様式です。大型の木造民家は3~5階ほどの造りで、1階を居住空間、屋根裏部分を養蚕などの作業場として利用していました。急勾配の屋根は雪を落としやすくする工夫であり、かつては一つの家に大家族が暮らす生活の場でもありました。また、屋根の葺き替えなどを地域住民が共同で行う「結(ゆい)」の仕組みも受け継がれています。
現在も合掌造りの家屋で人々の暮らしが営まれており、歴史的な景観と現代の生活が共存していることも白川郷の特徴です。春の新緑、夏の田園風景、秋の紅葉、冬の雪景色と季節によって異なる表情を見せ、特に雪に覆われた合掌造りの集落は代表的な風景として知られています。散策の際には、展望台から荻町集落を一望したり、周辺の歴史資料館や合掌造り家屋を訪れたりしながら、地域に受け継がれてきた暮らしや文化に触れることができます。
アクセス
東海北陸自動車道「荘川IC」~国道158・ 56号線
東海北陸自動車道「白川郷IC」~国道156号線
東海北陸自動車道「五箇山IC」~国道156号線
JR「高山駅」よりバスで50~60分
JR「金沢駅」よりバスで75分
JR「高岡駅」よりバス141分
JR名古屋駅からバス165分
2. 御母衣ダム
雛見沢ダムのモデル
住所
ストリートビュー
御母衣ダムは、岐阜県大野郡白川村にある、庄川上流に建設された巨大なロックフィルダムです。電源開発が管理する発電専用ダムで、高さ131m、堤頂長405mを誇り、ダムによって生まれた御母衣湖とともに、飛騨地域を代表する景観の一つとなっています。完成当時は、その巨大さから「20世紀のピラミッド」とも呼ばれた、日本の大規模ダム建設史を象徴する存在です。
ダムの建設によって旧荘川村の一部が水没することになった際、湖底に沈む予定だった寺院の老桜を救うため、2本の桜が移植されました。これが現在「荘川桜」と呼ばれる桜です。樹齢500年を超えるとされる2本の桜は、御母衣ダム建設の歴史を伝えるシンボルとして、春には美しい花を咲かせます。ダムの建設をめぐっては住民との間で大きな議論もありましたが、こうした桜の移植などを通して、地域の歴史とともに語り継がれています。
御母衣湖の周辺は豊かな自然に囲まれており、ダム堰堤からは広大な湖面を一望できます。特に10月下旬から11月上旬にかけては周囲の山々が紅葉に染まり、湖の青や緑と鮮やかなコントラストを見せる景勝地となります。
アクセス
東海北陸自動車道「荘川IC」下車 国道158号、国道156号線経由約15分
3. おおたザクラ
圭一とレナの待ち合わせ場所のモデル
住所
ストリートビュー
おおたザクラは、岐阜県大野郡白川村荻町にある本覚寺の境内に立つ、樹齢約200年とされる一本桜です。世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の一つである荻町に位置し、淡い紅色の八重の花を咲かせます。例年の花期は5月中旬から下旬ごろで、白川郷の春を彩る桜として知られています。
もともとは地元で「塩釜桜」と呼ばれていた桜で、開花時期は農作業の目安にもされていました。1969年(昭和44年)、植物画家の太田洋愛が本覚寺を訪れた際、通常の八重桜とは異なる特徴に気づき、植物学者らによる調査の結果、新しい品種であることが確認されました。その後、発見者である太田洋愛の名前にちなみ「オオタザクラ」と命名されました。
おおたザクラの大きな特徴は、ひとつの花に90枚以上もの花弁をつけることがある点です。また、雌しべも15~20本ほど見られ、一般的な八重桜とは異なる珍しい姿を楽しめます。本覚寺の境内では、合掌造りの家々が残る白川郷の風景とともに、この希少な桜を眺めることができます。
アクセス
白川郷バスターミナルより徒歩約8分
4. 和田家住宅
「園崎家本家」のモデル。周辺には梨花や沙都子などの家のモデルと見られる建物も見られます
住所
ストリートビュー
和田家住宅は、岐阜県大野郡白川村荻町の北部に位置する、白川郷を代表する合掌造りの民家です。「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の世界遺産地区内にあり、1995年(平成7年)には主屋・土蔵・便所と土地が国の重要文化財に指定されました。白川郷に残る合掌造りの中でも最大級の規模を誇り、現在も住宅として使われながら、1階と2階の一部が一般公開されています。
和田家は1573年(天正元年)から続く家柄で、江戸時代には庄屋や番所役人を務め、苗字帯刀を許されていました。また、火薬の原料となる焔硝(えんしょう)の取引などによって栄え、かつては20人以上の大家族が暮らしていたとされています。現在の主屋は江戸時代末期の建築とされ、間口の広い大型の合掌造りに、囲炉裏の間や仏間などが残されています。館内では、当時の生活に使われた民具や農具、食器などを見ることができます。
和田家住宅は、建物だけでなく、周囲の田畑や水路、石垣などを含めた屋敷構えが良好に保存されている点も特徴です。
入館料(個人)
大人: 400円(中学生以上)
小人:200円(小学生)
※団体不可
営業時間
9:00~17:00
休館日
不定休
アクセス
白川郷バスターミナルより徒歩約4分
5. 真宗大谷派 明善寺
幼い古手梨花と羽入が出会うシーンの場所
住所
ストリートビュー
真宗大谷派 明善寺は、岐阜県大野郡白川村荻町に位置する、浄土真宗の寺院です。世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」に登録されている荻町集落の中にあり、山号を松原山と称します。本堂、庫裏、鐘楼門のいずれも茅葺き屋根の合掌造りで建てられており、白川郷を代表する寺院の一つです。1744年(延享元年)に寺号を許され、現在まで地域の信仰を支えてきました。
境内で特に目を引くのが、5階建ての大規模な合掌造りである庫裏です。1817年(文化12年)頃に建てられたもので、かつては屋根裏の広い空間を利用して養蚕が行われていました。現在は「明善寺庫裏郷土館」として一般公開され、館内では農具や養蚕に使われた道具など、白川郷の暮らしを伝える資料を見ることができます。茅葺きの鐘楼門は1801年(享和2年)、本堂は1827年(文政10年)の建築で、それぞれ文化財に指定されています。
また、境内には本堂建立の際に植えられたと伝わるイチイの木があり、岐阜県の天然記念物に指定されています。春には境内の桜と茅葺き屋根の建物が美しい景観をつくり、白川郷らしい風景を楽しめるスポットです。
アクセス
白川郷バスターミナルより徒歩約10分
6. 白川八幡神社
古手神社のモデル
住所
ストリートビュー
白川八幡神社は、岐阜県大野郡白川村荻町、世界遺産に登録されている白川郷の集落内に鎮座する神社です。創立は和銅年間(708~714年)と伝えられ、古くから白川郷の人々に信仰されてきました。境内には樹齢数百年ともいわれる大杉をはじめ、豊かな木々が残され、静かで厳かな雰囲気が漂います。社殿の隣には神仏習合の名残とされる釈迦堂もあり、白川郷の歴史を感じられる場所です。
白川八幡神社では、毎年9月末から10月にかけて「どぶろく祭」が行われます。五穀豊穣や家内安全、地域の平和を祈願する祭りで、御神幸や獅子舞などの神事が行われ、参拝者にどぶろくが振る舞われることでも知られています。境内には「どぶろく祭りの館」もあり、祭りの歴史や文化を紹介しています。また、「白川八幡神社のスギ」は白川村の天然記念物に指定されています。
アニメ『ひぐらしのなく頃に』に登場する「古手神社」のモデルとしても知られ、境内には作品に関連した絵馬が奉納されるなど、ファンにも親しまれています。
7. 荻町公園休憩所 ゆるり付近
解のOPで梨花が圭一たちに手招きをしていた場所
住所
ストリートビュー
荻町公園休憩所 ゆるりは、岐阜県大野郡白川村荻町にある、世界遺産「白川郷合掌造り集落」の中心部に位置する休憩・情報発信施設です。荻町公園に隣接した合掌造りの建物を利用しています。白川郷を散策する際に立ち寄りやすい場所にあり、木製ベンチを備えた休憩スペースが用意されています。
「ゆるり」は、白川村の方言で囲炉裏を「ゆるり」と呼ぶことに由来し、合掌造りを象徴する囲炉裏と、「ゆったり」「ゆっくり」という言葉を組み合わせて名付けられました。館内には白川郷のパンフレットや観光情報のほか、世界遺産登録証のレプリカ、世界遺産の歴史や保存活動を紹介するパネルなどが展示されています。授乳・おむつ交換スペースや給水設備も備え、車いすでの利用にも対応しています。
隣接する荻町公園は、世界遺産地区の中心部にある広い休憩スポットで、芝生や植栽、木製ベンチが整備されています。
アクセス
白川郷バスターミナルより徒歩約5分
8. 荻町城跡展望台
古手梨花のお気に入りの場所として知られています。梨花と刑事・赤坂衛が会話する場面が登場し、梨花が赤坂に東京へ帰るよう告げるシーンでも登場。
住所
ストリートビュー
荻町城跡展望台は、岐阜県大野郡白川村荻町の山城跡に位置する展望スポットです。世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」に登録された荻町集落を高台から一望でき、合掌造りの家々と田園風景が織りなす白川郷を代表する眺望を楽しめます。荻町城跡は、荻町集落の北西側にある標高の高い場所に築かれた中世の山城で、現在も土塁などの遺構が残されています。
展望台からは、茅葺き屋根の合掌造り家屋が点在する集落を眼下に見渡すことができ、季節によって異なる景色を楽しめるのも魅力です。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪に覆われた合掌造りの家々と、四季それぞれに美しい風景が広がります。特に雪景色の白川郷を高台から眺める景観は、白川郷を象徴する風景の一つとして知られています。
荻町集落から展望台へは徒歩でアクセスできるほか、和田家付近と展望台を結ぶ有料シャトルバスも運行されています。
休業日
冬期は閉鎖
料金
無料
アクセス
荻町集落から徒歩約30分
シャトルバスで約10分
9. 荻町城跡展望台道中
圭一たちの通学路として描かれ、「嘘だッ!の坂」「嘘だ坂」などと呼ばれている場所です。
住所
ストリートビュー
10. 白川クリーンセンター
主人公・前原圭一の家のモデル
住所
ストリートビュー
白川クリーンセンターは、岐阜県大野郡白川村飯島に位置する、白川村の生活排水処理を担う施設です。白川村の一般廃棄物処理実施計画によると、し尿や浄化槽汚泥などを処理する施設として整備されており、オキシデーションディッチ方式による処理能力は1日900立方メートルとされています。
施設は1995年に建築され、白川村が直営で運営しています。白川村には白川クリーンセンターのほか、平瀬地区に平瀬クリーンセンターも整備されており、村内の生活環境を支える公共施設の一つとなっています。
白川クリーンセンターは、世界遺産に登録された荻町の合掌造り集落とは異なり、観光施設ではなく、地域の暮らしを支える生活インフラです。白川郷周辺の聖地巡礼で訪れる場合は、施設周辺での撮影や見学について、地域住民や施設の業務に支障を与えないよう配慮しましょう。
アクセス
バス停飛騨下田口/加越能バスから徒歩約4分
11. 飯島八幡神社
「祭具殿」のモデルで、隣には雛見沢集会所のモデルの建物があります。
住所
ストリートビュー
飯島八幡神社は、岐阜県大野郡白川村飯島に鎮座する神社。世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」で知られる白川村にあります。道の駅「白川郷」の正面に位置しており、白川郷の合掌造り集落を訪れる際にも立ち寄りやすい神社です。御祭神は応神天皇で、境内には村指定天然記念物の「飯島八幡神社のエノキ」もあります。
飯島八幡神社を訪れた際に注目したいのが、境内にある樹齢約500年とされるエノキです。文亀3年(1503年)に神木として生じたと伝えられ、枝ごとに芽吹きや紅葉、落葉の時期が異なることから、古くから地域の人々に大切にされてきました。高さ約14.5m、目通り直径約3.94mの巨木で、1958年に白川村の天然記念物に指定されています。
また、毎年10月には白川郷を代表する伝統行事「どぶろく祭」が行われます。飯島八幡神社では例年10月18日・19日に開催され、御神幸や獅子舞、民謡・舞踊などの奉納に加え、祭礼の神酒として造られた「どぶろく」が振る舞われます。
12. 七間飛吊橋
北条沙都子が前原圭一を橋から突き落とそうとする場面で登場し、ファンの間で「沙都子橋」と呼ばれています
住所
ストリートビュー
七間飛吊橋は、岐阜県高山市荘川町牛丸にある吊り橋です。御母衣ダムの上流に位置し、庄川に架かる橋長約130m、標高約765mの橋からは、周囲の山々と渓流が織りなす景色を一望できます。
橋の上からは、眼下を流れる庄川と四季折々に表情を変える山々を眺められます。特に10月下旬から11月上旬にかけては、紅葉に彩られた山々と吊り橋、渓流が織りなす景観が見どころ。冬には雪に覆われた幻想的な風景も楽しめます。また、橋の周辺には「牛丸ジュラ紀化石産地」があり、約1億6千万年前のジュラ紀から白亜紀にかけて堆積した手取層群に由来する化石も知られています。
橋は足元にワイヤー柵が設けられた構造で、高さを感じやすいため、渡る際は足元や周囲に十分注意したい場所です。
アクセス
東海北陸自動車道「荘川IC」下車、国道158号、国道156号線経由、車約7分